1956年、セルジオ・ロドリゲスは写真家オットー・ストゥパコフの注文を受け、サイザル麻のロープを張った木製構造体に馬毛マットレスを載せるシンプルなソファを設計しました。その後、このデザインに回転加工した木製の脚や横木、革の帯で編み込まれた外側部分、そして革製クッションを収納可能な構造を加えた決定版を構想しました。しかし、ロドリゲス自身はこのデザインに満足せず、しばらく制作を中断していました。
その後、建築家で共同研究者のインゲ・ドデルが未完成の図面を発見し、プロトタイプの製作を熱心に進言。1958年に「O móvel como objeto de arte(芸術の対象としての家具)」展で披露されたこのアームチェア、通称「PO02」は、ブラジリアンデザインの象徴的なシンボルとなりました。
この作品は、独立した構造体と座面を組み合わせる合理的な設計を特徴としながらも、冷徹な機能主義ではなく、自然素材や有機的な形態に根ざしたヴァナキュラーデザインの温かみを備えています。快適さと独創性が融合したこのデザインは、ブラジル家具デザイン史の金字塔といえる存在です。 張り地によって価格が変わりますので、詳細はお問い合わせください。
※価格は画像の展示品の仕様価格となります。(Imbuia Stain)
※現在、展示品が販売可能です。オーダーは座面生地をお選び頂き5ヶ月〜ほどお待ち頂きます。詳細な納期などは事前にお問い合わせをお願い致します。
※価格は張地とフレームの種類によって異なります。オーダーご希望の場合はお見積りいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
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MANUFACTURER |
Lin Brasil |
DESIGN |
Sergio Rodrigues |
COLOR |
Brazilian Cherry / Imbuia Varnish / Imbuia Stain / |
SIZE |
W1850・D1100・H820・SH450・AH550mm |