建築運動「メタボリズム」の第一人者として知られる、戦後の日本を代表する建築家、菊竹清訓(キクタケ・キヨノリ)の事務所に在籍していた長谷川逸子(ハセガワ・イツコ)が1966年に竣工した宮崎県の都城市民会館の為にデザインしたキャスターチェア。製造は日本の家具メーカー・コトブキ社によるものです。
元は都城市民会館内の劇場用の連続する椅子としてデザインされ、アームが片側だけになっている点が特徴。FRP製の座面の上に薄いウレタンとファブリックが張られています。
都城市民会館以外にも駅やバス停などの公共の場で使用されていましたが、こちらは都城市民会館内で実際に使用されていた貴重な個体。背面が黒く塗装されている仕様がその証です。ベンチタイプや4本脚の仕様は稀に見かけますが、このキャスター仕様もかなり希少な組み合わせかと。
経年で劣化した建物の解体や改修等に伴い、近年は現存するものは非常に少ない稀少な作品となっています。ファブリックに汚れや小傷、スレはありますが致命的なダメージは無いオリジナルコンディション。キャスターや調高さも問題なく仕様できる大変良いコンディションの逸品です。
こちらはヴィンテージ品の為、細かなスレやキズがございます。商品の撮影環境の影響やご覧頂くモニター環境などで画面の色は実際の色と異なっている場合がございます。詳細なコンディションはメールやお電話などでお気軽にお問い合わせください。
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MANUFACTURER |
Kotobuki (コトブキ) |
DESIGN |
Kiyonori Kikutake Architects / Itsuko Hasegawa (菊竹清訓建築設計事務所 / 長谷川逸子) |
COLOR |
Fabric Green |
SIZE |
W525・D550・H795〜865・SH420〜490mm |