ニットアーティスト・URAYUTAKAの作品「No.29」
近くで見ると複数色が細かくランダムに羅列された生地ですが、逆に距離を置いていくにつれ、そこにあるものが詳細に認識ができる距離の仕掛けと、デジタルとアナログを行き来することで、観るものにバグを起こさせるような仕組みとなっています。さらに本人がこの作品を観て頭に浮かんだ言葉を蓄光(暗いところで発光)で浮かび上がらせるギミックもプラスされているユニークな作品。
URAYUTAKAの作品は、90年代〜00年初期、自身がちょうど10代の頃に体験してきたアナログからデジタルへ変化していく時期をインスピレーションとして制作。デジタルで作成したグラフィックをアナログのニットで表現、さらにアナログで作成されたニットがデジタルに見える様に表現されたニットアートです。
<URAYUTAKA>
@urayutaka
1982年神奈川県生まれ。
文化服装学院ニットデザイン科を卒業後ニットに携わり、東京を拠点にニットコンサルタントとして活動。2015年からニットアート作品の制作に取り組む。
編み始めから編み終わりまで1本の糸でループを作りながら編まれた生地「ニット」。歴史は紀元前1世紀のエジプトまで遡るとも云われ、昔と変わらない構造で現代では当たり前に存在している素材。その当たり前の素材が編み上げられていく工程を = 時間(時の流れ)と自己解釈し、ニットの中に表現することを試みている。
展示歴
2022年5月 第78回 現代美術家協会 主催 「現展」/ 国立新美術館
2022年8月 砂漠の水 / 池袋
2022年10月 砂漠の水×唯一無二 / 新宿伊勢丹
受賞歴
2022年5月 第78回 「現展」会友推拳賞
※作品の発送は年始営業開始後に随時発送となります。
TITLE |
No.29 |
ARTIST |
URAYUTAKA |
MATERIAL |
KNIT-Polyester 100% / Frame Wood Acrylic Top |
SIZE |
W365・D20・H440 mm |