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Frei Egídio Chair with Signature

  • 268,000円(税込294,800円)
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Product Detail商品詳細

建築家Lina Bo Bardi(リナ・ボ ・バルディ)、Marcelo Ferraz(マルセロ・フェハス)、Marcelo Suzuki(マルセロ・スズキ)が、ブラジル・サルバドールのTeatro Gregório de Mattos (グレゴリオ・デ・マットス劇場)のためにデザインをした「Frei Egídio Chair(フレイ・エジディオ)」
こちらはデザイナーであるマルセロ・フェ ハス、マルセロ・スズキのサインが入ったスペシャルモデルとなります。
直訳すると「神父エジディオの椅子」 という意味を持ち、リナが1982年に手がけたブラジル・ミナスジェライス州にあるウベルランディアのエスピリト・サント・ド・セラード教会のプロジェクトで、リナに設計を依頼した神父に敬意を表するために付けられました。
リナの代表作「ガラスの家」の制作時に使用したイタリア・ルネッサンス期の折りたたみ椅子を手本にデザインした言われており、軽量で簡単に持ち運べることを重視しました。3列の板を巧みに組み上げて構成されたチェアは、クラシックな形でありながらも当時の折り畳み椅子としては先鋭的なデザインでした。
木材や金具の選定をフェラスとスズキが担当。彼らはデザインと製造を同時進行させることで、このチェアを完成させました。
このチェアは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションに選定されています。

■Lina Bo Bardi(リナ・ボ ・バルディ) / 1914 - 1992

イタリア・ローマ生まれ。
巨匠ジオ・ポンティのもとでキャリアを積んだ後、サンパウロ美術館の立ち上げのため招致された夫と共にブラジルへ渡ります。
その後、家具デザインとしては1947年サンパウロ美術館の講堂のための椅子を初めてデザインしています。そして建築家としては、1951年にサンパウロのムルンビに、リナの処女作となる自邸「ガラスの家」を設計し、内装や家具も含めてデザインを手がけました。傾斜地に建つこの住宅は、リナ作品の特徴の一つである「現代建築と土着的建築の融合」を見事に表現している作品です。中から見える眺望や山側の自然風景、さらに建物を貫く一本の木をもつ中庭が内外のバランスを取り自然と一体化した建築となっています。
また、ブラジル原産の熱帯植物を用いて建築をデザインすることはリナの特徴のひとつでもあります。植物への興味は生涯尽きることがなく、自然が環境のバランスを保ち、人類により良い生き方を教えてくれるという信条がインテリかつ現場主義者のリナの特質の根底にありました。
自邸の完成と共にリナはブラジル国民となりブラジルで生きることを選択しました。ブラジルでは「外国人」であり「女性」でもあったため難しい時代を過ごしたリナ・ボ・バルディでしたが、多くの建築作品を残し、建築とデザインの社会的・文化的な可能性に追求した人生でした。
リナは2度日本を訪れています。1 回目は京都を中心に、2 回目は東京を中心に鎌倉・日光をまわり、建築や風景、食事、文化、そして人々との交流を楽しみ、建築家・丹下健三のもとを訪ねたともいわれています。ブラジルのあるべき姿を考え続けたリナにとって、国が独自の文化を守りながら近代化を進める日本の姿は、良い対象でもありました。以前から日本の伝統的な建具のシンプルな美しさに興味をもっていたリナは、この旅での経験を元に、ブラジルに帰国後「SESC」の設計や、自邸のスタジオに日本の伝統的な要素を付け加えています。
1986年に改築されたサンパウロ美術館や、1986年のSESCポンペイアなど公共建築物をいくつも手がけており、さらにイタリア・ミラノのNilufarGalleryが彼女にフィーチャーした展示を催した影響もあり、現在ではコレクター達からも大きな注目を集めています。

■Marcenaria Baraúna(マルセナリア・バラウナ)

サンパウロ大学在学中に出会った建築家フランシスコ・ファヌッチ、マルセロ・フェハス、マルセロ・スズキは、1979年にブラジル・アルキテトゥーラ社を設立し、数々の建築プロジェクトを手掛けます。その中の1つにマルセロ・フェハスとリナ・ボ・バルディが共同で手がけたSESCポンペイア文化センターがあります。 このプロジェクトにおいて、リナは建物だけでなく、椅子や標識、職員の制服、ポスターなどあらゆるものをデザインしました。そして特に注目すべきは、彼らがデザインした家具を自分たちの手で製作するため、1986年にブラジルのサンパウロにマルセナリア・バラウナという名の小さな工房を設立しました。商品としての家具 制作が本格的に始動したのは翌年の 1987年、フレイ・エジディオとジラファチェアから始まりました。 2016年には、これらの作品がニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品に選ばれました。 1994年にマルセロ・スズキが会社を去った後も、創設メンバーであるフランシスコ・ファヌッチと マルセロ・フェハスがアドバイザーとして会社を支え、バラウナは現在でも変わらずに職人の手作業 で丁寧に製作活動を続けています。

※経年とともに色が変わっていきます。
※ 木材は天然素材のため、一点一点風合いが異なります。
※納期は1週間程度となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

配送料は別途お客様ご負担となりますのでご了承ください。ご配送はヤマトホームコンビニエンスらくらく家財宅急便にてお送りいたします。配送サイズは「Bランク」です。配送金額はこちらよりお調べいただけます。

MANUFACTURER Marcenaria Baraúna
DESIGN Lina Bo Bardi, Marcelo Ferraz, Marcelo Suzuki
MATERIAL Solid Pine
SIZE W360・D490・H840・SH480mm

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